コミュニケーション

昭和女子大学がJA全農かながわと協働でレストランメニュー考案

 昭和女子大学(東京都世田谷区)は、JA全農かながわ(神奈川県平塚市)・三浦市農協・JAよこすか葉山と協働で、三浦半島産のだいこんとキャベツを使った新しいレシピを京急百貨店(横浜市港南区)内のレストランと惣菜店に提案。和食・洋食・中華の合計8品が採用され、期間限定で販売することが決定した。

 昭和女子大学では、三浦半島産野菜の消費拡大と地産地消の推進を目的に、原正美准教授(生活科学部管理栄養学科)が特別講座「Do you 農 vegetables?」を開講。1年間で収穫体験や産地視察も含んだカリキュラムで、利益・手間・見た目も考えて売れる商品を開発し、実店舗に売り込むまでを体験する産学連携の実践的な講座だ。

 この特別講座の一環として農業協同組合と連携し、京急百貨店内レストラン向けの新メニュー開発プロジェクトがスタート。生活科学部管理栄養学科・健康デザイン学科の学生24名が参加した。学生らは、脇役となりがちなだいこんやキャベツを引き立たせたメニュー「大根とプロシュートのフィオーリサラダ」「大根と黒豚のトロトロ土鍋煮込み」「キャベツと豚肉の柚子しお鍋定食」などを考案、栄養バランスや盛り付けも工夫した。

 このメニューは、京急百貨店10階のレストラン3店舗(ターボロ・ディ・フィオーリ、點心茶室、おぼん de ごはん)、および地下1階の惣菜店(聘珍樓)で販売される。販売期間は、2019年1月10日(木)~2月6日(水)まで。


埼玉工業大学発大学ベンチャー
全国初の遠隔型自動運転車の同時走行実験に参加

 埼玉工業大学発ベンチャー、株式会社フィールドオートは、愛知県の豊橋総合動植物公園で行われた遠隔制御よる自動運転の車を2台同時に走らせる全国初の実証実験に参加した。

 フィールドオートは、自動運転に関するベンチャー。株式会社ティアフォーの出資により2018年6月26日に設立され、国内私立大学初となる自動運転技術の研究・開発を産学連携で推進する。これまで、埼玉工業大学の自動運転の研究プロジェクトとして、SIP※や埼玉県深谷市での公道実験などに取り組んできた。

 今回の実証実験は、自動運転の社会実装を見据えた最先端の実証実験に取り組む愛知県が主催し、豊橋総合動植物公園の園内バスとしての導入の可能性を検証するため遠隔型自動運転の実証を実施したもの。フィールドオートはティアフォーと連携して、自動運転車両のオペレーションの補助を担当した。

 実証実験では、車外の遠隔監視・操作拠点に設置した運転席で、2台の無人車両を同時に遠隔監視・遠隔操作。その遠隔監視時の車両は、ハンドル、アクセル、ブレーキが自動的に制御され、出発地から目的地まで自動運転を行う。運転席にドライバーが乗っていない複数の車を遠隔監視で走らせる実験は、全国初。園内の1.5キロを時速7キロで走行した。

※SIPは科学技術イノベーション創造のために、府省の枠や旧来の分野を超えて内閣府総合科学技術イノベーション会議が実施している国家プロジェクト。


大手前大学で国際看護学部の開設記念講演会を開催

日本初!2019年4月開設 大手前大学 国際看護学部 開設記念講演会

 2019年4月に日本で初めての国際看護学部を開設する大手前大学が、2018年12月8日・2019年1月12日の2回にわたり「大手前大学国際看護学部 開設記念講演会」を大阪市内で開催する。

 2018年12月8日(土)13:30~15:30に開催されるのは、大学マネジメント研究会会長・本間政雄氏による「大学での教育に求めること」と、大手前大学の鈴井江三子教授による「国際化と看護-アタラシイ看護教育への挑戦-」。講演会終了後はパネルディスカッション「大学教育のアタラシイ未来を考える-国際化と看護-」を行い、同大学の鳥越晧之学長がコーディネーターを務める。会場は大阪市中央区大手前のOMMビル。

 2019年1月12日(土)13:30~15:30は、NPO法人ロシナンテスの川原尚行理事長より「途上国での医療支援の現状と新学部に期待すること」というテーマで講演会を行う。終了後は、大手前大学客員教授の大橋一友氏が加わり対談する。会場は、大阪市北区のナレッジキャピタルカンファレンスルーム。 いずれも参加は無料で、2日間のうちどちらか1日だけの参加も可能。問い合わせは、国際看護学部開設記念講演会事務局(TEL:0798-32-7560)まで。


千葉工業大学 高校生製作のハイブリッドロケット打ち上げ

 千葉工業大学は「ロケットガール&ボーイ養成講座 2018」を2018年6月から開催。高校生たちがロケットの設計から打ち上げまで全て自分たちの手で体験してきた。最終回となった2018年9月23日、千葉県御宿町にある千葉工業大学の実験場で、高校生たちが製作したロケットの打ち上げ本番を迎えた。

 「ロケットガール&ボーイ養成講座 2018」には、応募者の中から選ばれた千葉、東京、神奈川など関東各都県の高校生13人(うち女子4人)が参加した。参加者はA、Bの2チームに分かれ、6月のキックオフ・ミーティングを皮切りに、小型ハイブリッドロケットの設計、製作、組み立てなど一連の工程を全て自分たちの手で行い、9月の打ち上げ本番に臨んだ。

 高校生たちが製作した2機のロケットはともに、火薬などは使わずプラスチック(ABS樹脂)が燃料。Aチームの機体は全長147センチ、重量5.5キロ、想定到達高度270メートル、Bチームは全長172センチ、重量3.8キロ、想定到達高度353メートルだった。

 打ち上げ本番では、Aチームが点火時の衝撃で飛び出したパラシュートがブレーキとなり、数十メートルの高さから発射台脇に落下するトラブルに見舞われた。Bチームは想定高度付近まで飛んだがパラシュートが開かず、機体は海上に落下し、待ち構えていた漁船に回収された。 残念ながら両チームとも100%の成功とは言えない結果だったが、参加した高校生たちはやり遂げたことに大満足な様子で、「将来は宇宙関係のエンジニアになりたい」などとコメントするなど、有意義な体験ができた様子だった。

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