コミュニケーション

新課程2年目、受験生の選択肢はますます増える。

来春も新しい学部(学環含む)・学科がたくさんデキル!

新課程2年目、受験生の選択肢はますます増える。

少子化の急激な進行による将来の受験人口の激減に備え、大学を募集停止にする法人が出始める一方、国が後押しする理工農系、データサイエンス系を中心に、社会のニーズに合わせた学部・学科の新増設や、既存学部・学科からの転換、その再編をはかる動きも目立つ。以下にそんな国公立大学、主要私立大学の事例を一部紹介する。

2026年度 主な新設学部・学科

大学 学部 学科 定員
国公立大学
熊本 共創学環 80
佐賀 コスメティックサイエンス学環 30
旭川市立大学 地域創造 地域創造 100
長野大学 共創情報科 90
福井県立大学 地域政策 地域イノベーション 70
県立広島大学 地域創生 情報 40
私立大学
立教 環境 環境 204
東京理科 創域情報 情報理工 360
科学コミュニケーション 80
明治 政治経済 政策 200
数学 70
中央 基幹理工 物理 70
応用化学 145
生命科学 75
都市環境 90
社会理工 ビジネスデータサイエンス 115
人間総合理工 75
精密機械工 145
立命館大学 デザイン・アート デザイン・アート 180
近畿大学 看護 看護 110
アントレプレナー
関西大学 文化 文化構想 170
文化観光 100
システム理工 グリーンエレクトロニクス 62
甲南大学 理工 物質化学 45
環境・エネルギー 40

※ 6月末時点で、文部科学省からの認可がまだ下りていない学部・学科も含まれています。

2024-2026年度 新設学部・学科 分野別構成


最大のトレンドは「情報・データサイエンス」

全体の22%を占め、トレンドが持続的であることを確定的に示しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)を担う人材育成が、大学の最優先課題であることがわかります。

社会を支える「医療・保健」の安定した需要

「情報」分野に匹敵する20%の規模を維持。高齢化や健康志向を背景に、チーム医療を担う専門職の育成が急務であることがうかがえます。

見逃せない「教育・心理・福祉」という大きな柱

3年間累計では16%と高い割合を占めます。技術革新が進む中でも、人の心や成長、共生社会といった根源的なテーマが、変わらず重要視されていることを物語っています。

慶應義塾大学 伊藤公平塾長が重任。2期目に臨んでさらなる改革を目指す。

伊藤公平塾長の写真
慶應義塾大学 伊藤公平塾長

5月27日、慶應義塾大学の伊藤公平塾長(59)が、同日をもって任期満了を迎えた塾長職に重任した。28日に行われた記者会見で、伊藤塾長は、大学の今後の方針として国際的な教育交流の強化を掲げた。ハーバード大学の留学生受け入れ資格の停止措置についても言及し、国と対峙するハーバード大学の姿勢を支持し、同大学からの学生の受け入れについては、要請があれば交換留学生として受け入れる方針を表明した。さらに、留学している学生にはこの混乱から学んでほしい。若い頃に経験した大学のリアルな実態が今後の学びや経験にとって重要な核となるとも話した。

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