

「京都文教ともいきパートナーズ」を通じた地域連携の取り組み
京都文教大学は、2014(平成26)年に文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択され、「京都府南部地域ともいき(共生)キャンパスで育てる地域人材」を事業テーマに、京都府宇治市、京都市伏見区を行政パートナーとして、教育、研究、社会貢献の3本柱の事業を展開しています。このCOC事業で育んだ学生の地元定着をめざして、2016(平成28)年度から、「地(知)の拠点大学による地方創生事業(以下COC+事業)」にも参画し、京都府全域での就職率アップにつながる取組を進めてきました。
2017(平成29)年度から、「COC+事業」の一環で、建学の理念である「共生(ともいき)」に賛同、共感いただき、学生の育成等にご協力いただける京都府南部地域の企業や事業所を「京都文教ともいきパートナーズ」として募り、ネットワーク化を図っています。
2017年7月と11月には、この「京都文教ともいきパートナーズ」に参画、関心を示している企業や事業所、宇治市、城陽市、久御山町、京都府山城広域振興局の行政関係者や商工会関係者、京都中小企業家同友会の宇治支部、伏見支部の会員企業、正課科目「地域インターンシップ」の受入先のみなさまと意見交換会を行いました。
7月の意見交換会では、「若者の地元定着」をテーマに、学外40名、学内15名の総勢55名が熱く議論を交わしました。このときに話題として多くあがったのが、「インターンシップ」。11月の意見交換会では、「インターンシップの可能性」をテーマとしましたが、学内外から60名近くの方々が参加しました。当日は、インターンシップの現状について、京都文教大学の「地域インターンシップ」を事例に大学担当者、受入先担当者、学生が3つの視点から話題を提供し、その後、2018(平成30)年度以降の「地域インターンシップ」の展開、プログラム内容について、グループディスカッション、意見交換を行い、提案やアイデアも出し合いました。
地域におけるキャンバスネットワークとしての「京都文教ともいきパートナーズ」は、インターンシップ以外にも、地元企業・事業所と協働したPBL (Project Based Learning)や学生のキャリア教育、学生と社会人の交流機会の創出、京都府南部地域における人材・異業種交流の場づくり、社員・職員研修や勉強会への教職員の派遣などを行うなど、活動範囲は多岐に亘ります。そして京都府南部地域を「ともいき(共生)キャンパス」と見立て、地域ぐるみで学生、若者を育成するために、「高・大・地・産(高校・大学・地域・産業界)」の接続に挑戦していきます。
