コロナ禍で加速した大学DX。少し以前から大学では、動画コンテンツの充実が図られていて、それがDXの加速の一翼を担っていることは間違いない。コンテンツには大学広報全般から受験生に向けた広告宣伝を目的にしたものを中心に様々あるが、コロナ禍を経て、今やおびただしい数の動画コンテンツが全国の大学サイトを埋める。かつては広告宣伝には地味、と言われてきた国立大学においても例外ではない。
こうした中、京都大学は11月1日から、京都大学の動画コンテンツを一元的に表示するポータルサイト、KyotoU Channelを開設した。京都大学公式YouTubeチャンネルのほか、学部・大学院などのYouTubeチャンネルの動画約4,000本(2023年11月1日時点)のリンクを一元的に表示する。
既存のシリーズ動画に加えて、新たに月間特集を組むほか、新シリーズとして「京大先生、質問です!」を月1本のペースで配信する。これまでの人気動画やおすすめ動画なども検索しやすくなる。また2005年にスタートした京都大学オープンコースウェア(OCW)の動画にもアクセスできる。京都大学ではこれを期に、研究者や学生をもっと身近に感じてもらい、これまで以上に京大の知を社会に還元していきたいとしている。