探究・学問・進路のヒント

 

シリーズ 大学が地域の核になる—京都文教大学の挑戦
ともいき(共生)フェスティバル2018

地域住民、地元企業、行政、経済団体関係者、入学予定者が、『ともいき(共生)キャンパス』を実体験!

2018年12月8日(土)、年に一度の大学開放イベント「ともいき(共生)フェスティバル2018」が、京都文教大学・京都文教短期大学にて開催されました。今年のテーマは「親子でたのしもっ!」。学生企画の学内周遊ゲームや、地元企業・団体によるワークショップなどで会場は大賑わい。親子連れを中心に約3,000人が来場しました。当日は、2019年4月の入学予定者も「One Day Campus」として参加、地域と京都文教大学の教育・研究・社会貢献活動の繋がりを体感しました

地域連携学生プロジェクトブース

地域の課題解決を目的に、学生たちが自ら立ち上げたのが「地域連携学生プロジェクト」。本年度採択された4団体も、それぞれの活動を活かしたブース展開を行いました。

商店街活性化隊しあわせ工房CanVas「宝さがしスタンプラリー」

今年の「ともいき(共生)フェスティバル」は、子どもが主役!キャンパス全体で子どもたちが楽しめる企画を考えました。地元企業・行政のゆるキャラ6組や、京都文教大学・短期大学の学長を見つけて、決められたミッション(じゃんけんやハイタッチ、合掌など)をクリアするとシールがもらえます。

家族でゆるキャラを探したり、学長に話しかけ一緒に合掌するなど、普段はできない交流が生まれました。

シールが集まったらCanVasブースへ。企業・団体から提供してもらったノベルティグッズをプレゼントしました。

宇治☆茶レンジャー「おいしい宇治茶の淹れ方体験」

急須でおいしくお茶を淹れるコツを伝えるワークショップは、学外のイベントでも数多く実施している人気企画。参加者1人ひとりに、メンバーが寄り添い、茶葉の分量や急須の持ち方などを丁寧に伝えます。そのため、初めての子どもたちでもおいしく淹れることができます。ブースの参加者は途切れることなく、親子連れの姿もたくさん見られました。普段はあまりお茶を飲まない、という子どもも、茶レンジャーと一緒に淹れた宇治茶を飲んで「おいしい!」と笑顔になりました。

響け!元気に応援プロジェクト「響け!カフェ」

宇治を舞台にしたアニメ作品「響け!ユーフォニアム」を通して、アニメファンと地域を繋ぐ取組。ともフェスでは、アニメに関心の薄い人にも、作品の魅力が伝わるよう工夫しました。今回実施した「響け!カフェ」は、今年度より始めたものです。作品に登場する宇治市黄檗にあるパン屋さん「中路ベーカリー」のフランクデニッシュと、三室戸にある「幸栄堂」の栗まんじゅうなどを委託販売し、作品の紹介と併せて地元のお店もPRしました。

KASANEO「ファッションショー&フリマ」

高齢者に提供いただいた「想い出」の服を、学生の感覚を加えた着こなしで発表するファッションショーです。今回初めて、シニアモデルとして、宇治市高齢者アカデミー生に、学生たちの服を着て参加してもらいました。ファッションという切り口で世代を超えた交流を図っていきます。

メイン会場内の地域ブース

宝さがしスタンプラリーでは、地元企業に提供してもらった特別な景品をプレゼント!
【協賛】株式会社西山ケミックス、株式会社幸山商店、共栄製茶株式会社、源氏の湯、城陽酒造株式会社、京阪ホールディングス株式会社、京都府茶協同組合、宇治市、宇治商工会議所、公益社団法人宇治市観光協会

大好評の餅つき大会。京野菜いのうち、ベリーファーム宇治の協力のもと実施。つきたての餅をお汁粉(NPO法人就労ネットうじゆめハウスが調理)にして美味しくいただきました。

毎年人気の「子ども茶席」。昨年に引き続き、宇治市立北槇島小学校3年生が、「宇治学」で学んだお点前を披露しました(宇治市内産抹茶を使用)。

ご当地キャラクターも遊びに来てくれました!
・かばきち((株)西山ケミックス)
・ゴリゴリ戦隊五里ンジャー(城陽スマイル)
・ネギーマン(久御山町商工会青年部)
・ちはや姫(宇治市)
・深草うずらの吉兆くん(伏見区役所深草支所)
・伏見もも丸(伏見・お城まつり実行委員会)

「京都文教ともいきパートナーズ」をはじめとする、地元企業の社員による子ども向けワークショップを開催!(亜晃豊建、株式会社ベストライフ、株式会社ヤマコー、京都中小企業家同友会宇治支部、京都中小企業家同友会八幡久御山支部)。コースターやペンスタンド、クリスマスリースづくりや家電分解体験、プラダン工作等、子ども達は夢中になって取り組んでいました。

「認知症の人にやさしいまち・うじ」の実現に向けての研究の一環で講座を開催しました。認知症当事者や支える家族からの話に約200名が耳を傾けました。

宇治市ごみ減量推進課との共同研究「ごみ減量化に向けた大学リユース市の研究」のもと、「大学リユース市」を開催。参加者はみな、お目当ての物品を持ち帰りました。

本学小学校教員養成コースの学生が、子ども達に向けて、理科実験・工作・おもしろ算数・新聞づくり等を行いました。

宇治の小中学生から募集した400問以上の問題から、宇治にまつわるクイズをつくり、出題する「学長と一緒!ふるさと宇治検定」。どちらが正解かな!?

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